2009年12月04日

次回作予告 byこくまろ

『人類の未来に、ハーフヴァンパイアは必要有りません』

新人類と旧人類は、対立することはなかった。
何故なら、「化け物」と呼ばれる共通の敵が存在したからである。
よって化け物らが退治され激減したとき、その均衡が崩れ始めた。

だが、その前に。
世界統一新人機構委員会は手を打つ。

人類には、まだ脅威が残っている。
人外なる者が、人に紛れてのうのうと暮らしている、と。

『我々は、『ゴテキューちゃん』を、排除すると宣言します』

世界が震撼した。
ゴテキューちゃんが新人類に手をかけている映像が、テレビに流れたのだ。
「嘘だよ! こんなの……わたし、やってないよ!」

次第に人々は疑惑から、忌諱へと心を塗り替えてゆく。
「人間どもめ、ゴテキューちゃんに護られた恩も忘れたか!?」

世界中の街中を、デモが行進する。
『No Gote Q!!
No Gote Q!!
No Gote Q!!』

そしてついに、ユニバーサルコミッショナーが動き出す。
「博士、頼んでいた武器、出来たッスか?」
「多古あなた……グラディウス相手を、たった一人で足止めする気なの?」
「足止め? あの脳みそ蛆湧いた連中には、お灸を据える必要があるッスよ。
 返り討ちにするッス。たとえ……刺し違えてでも」

委員会に直接掛け合う博士。しかし逆に捕まり、監禁される。
「統一委員会の中に首謀者が居ない……じゃあ、一体誰の仕業なの……!?」

ニューセラーチェを取り囲む『反ゴテキュー』の文字。
「おばあさん。ゴテキューちゃんは、間違っていたのですか?」
「それは……あなたが一番良く知っているはずよ、ぱんだりん」

ゴテキューを庇う声、それは瞬く間に掻き消されてゆく。
狭まる包囲網。護ってきた者達が剥く牙。

犯人探しに奔走する仲間達。しかし、それすらも罠。
「ゴテっち、聞こえるか!? 奴らの目的は、あんたの……」
「どうやら策略に嵌ったようです。私達の戦力は完全に分断されておりますね」
「ゴテキューちゃん、皆騙されているの。あなたが居なくなっても、何も変らないわ」

孤立するゴテキュー。
ついに、彼女は結論に辿り着く。

「わたしは、みんなが好きでした。
 わたしは、みんなを護りたくて戦いました。
 全ては、みんなの為に。みんなの為なら、命だって惜しくなかった。
 だから、みんなが望むのなら。
 ……望むのなら、わたしは、わたしを……『浄化』しますっ……!!」


『ゴテキューちゃん特別編U Answer of Newgeneration』

2010年秋。
ゴテキューちゃんの居ない朝が、来る。

「どうか、世界中のみんなが、ずっとずっと幸せでありますように……」
posted by 漢字中央警備システム at 09:02| Comment(0) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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