2018年04月15日

アメリカ製品の説明書に見るアメリカンコーヒー(ゴーフ)

どーも、ゴーフ・クランキーです。
よろしくお願いします。
今週もがんばっていきましょう。

以前、アメリカンコーヒーの定義についてあれこれ書いたんですが(http://kcss.seesaa.net/article/454840353.html)、やはりWikipediaの記述は正しくないという証拠を新たにみつけました。
まずWikipediaでの記述がどんなものかを引用すると、
「アメリカン・コーヒーとは、浅く焙煎したコーヒー豆で入れたコーヒー[1]。アメリカンとも呼ばれるがアメリカーノとはまた違ったコーヒー。」
「アメリカ合衆国式の8段階で表示されるコーヒー豆焙煎度分類法で、焙煎度が低いシナモンロースト(浅煎り)やミディアムロースト(やや浅めの中煎り)の豆を使って、パーコレータなどのコーヒーメーカーで多めのお湯でいれる点が特徴である。アメリカ西部の方が浅煎りの豆を使用し、東部の方が深めに焙煎した豆を使用する傾向がある[3]。」
「通常のコーヒーをお湯割りにしたものを「アメリカン・コーヒー」と認識している人達が見られるが、こうした見方は正確な認識とは言えない。」
「このアメリカン・コーヒーという名称は、日本で使われる呼称であって、世界基準となる珈琲鑑定士用語には存在していない。また、アメリカ人は自国のコーヒーについて「アメリカンコーヒー」と呼称しない[3][8]」
とのこと。
最初に浅煎りをアメリカンと定義したかと思ったら、「多めのお湯」「パーコレーター」といった要件が唐突に増えたり、なんの意図なのかアメリカ東部では深煎りなどという記述がぶっこまれるせいで「じゃあどんな根拠でアメリカンコーヒーを浅煎りって定義したんだよ。そもそも日本独自の定義な上に「日本生まれの薄めたコーヒー」は間違い用法とまで言っておいて」と言いたくなる感じは、すでにこの時点で説明のつじつまがあっていないヒドイ状態です。
まあ、Wikipediaの雑な編集にツッコミ入れてもキリがないので、UCCのサイトにかつてあった説明を元にした記述である「アメリカン・コーヒーとは、浅く焙煎したコーヒー豆で入れたコーヒー[1]。アメリカンとも呼ばれるがアメリカーノとはまた違ったコーヒー。」の部分の反証をしてみましょう。(「かつて」と書いたのは、Wikipediaの脚注からのリンクがきれてしまっているため)

今回参照するのはエアロプレスコーヒーメーカーの説明書です。
エアロプレスとはアメリカの企業が開発したコーヒーメーカーで、説明書を見てみるとエスプレッソっぽいコーヒーを作るのを第一の目的としたコーヒーメーカーのようです。
説明書は6ヶ国語(英語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、日本語、中国語)で説明が書かれており、それとは別に日本の輸入企業による日本語のみの説明書があります
その説明書の英語の説明に、あるんですよ。「American coffee」の文字が。
もちろん日本語の同じところに「アメリカンコーヒー」の文字があります。
それはアメリカンコーヒーの作り方の説明で、エスプレッソ(風のコーヒー)をお湯で割るやり方が書かれています。
これって、Wikipediaでアメリカンコーヒーではないと書かれている「アメリカーノ」の作り方なんですよ。
で、ドイツ語とスペイン語の説明で同じくところに何と書かれているかというと「Café americano」。カフェ・アメリカーノ。
このことからわかることは、カフェ・アメリカーノを英語訳するとアメリカンコーヒーになるってことです。
「浅煎りこそアメリカンコーヒーの正しい定義」みたいなの、ほんと、どこから来たんでしょうね?
posted by 漢字中央警備システム at 20:36| Comment(0) | 日記(ゴーフ) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする